【左足で自動車を運転】
自動車を運転する上で必要な操作はハンドル、アクセル、ブレーキ等の様々な操作を行う事で自動車を走らせる事が可能です。
しかし本来の自動車の装置、特にアクセルやブレーキでは運転そのものが難しい方がおられます。
今回ご紹介する福祉車両改造事例は、右足を使ってアクセルとブレーキのペダル操作が困難な体の状況でも、左足を使ってアクセルとブレーキのペダル操作が可能となる「左足アクセル」となります。
レネゲード
丸目のヘッドライトやフォルム等、Jeepの伝統を継承しながらも更なる進化を遂げたレネゲード。
パワフルな1,3lのターボエンジンを搭載し、その走破性の高さから冒険心や遊び心に拍車がかかるJeepならではのパフォーマンス。
周囲の安全も見据えた約70点のセーフティ・セキュリティシステムを搭載。
見守りモード抜群の安心感で包まれたレネゲードを左足でペダル操作が行える車に改造します。
左足アクセルペダル
左足を使ってペダル操作が可能となるKIVI社製の運転補助装置、左足アクセルペダル。
下肢が不自由な方や右半身に麻痺がある方が、自動車を運転する際に選ばれている装置となります。
構造としては、左足側に取り付けたペダルを踏み込む事でアクセル操作が可能となります。
左側のペダルを踏み込むと右足側のペダルが連動して踏み込まれます。
ブレーキペダルは純正のペダルとなります。
脱着可能
左足アクセルは脱着が可能です。
脱着が可能な利点として、ご家族で1台の自動車を所有している場合ですと、左足アクセルが必要な方が運転する際は取り付けて左足で運転、健常者が運転する際は取り外して右足で運転が可能です。
台座中央の手で回すネジを緩める事で脱着できます。
取り外す事で右足で運転が可能となります。
本来なら運転姿勢を保つためのフットレストが付いていますが、左足で運転をするための改造となるのでフットレストの加工を行い、左足のペダル操作を妨げないつくりとなっています。
福祉車両に改造する
よくある「アルアルQ&A」があります。
それは「この車両にこの装置は付きますか?」
正直、付くか付かないかは簡単にお答えできる事が多々あります。
ですが、私共は付くか付かないか以上にその装置を必要とされる方が装置を「使えるか否か」を重視しています。
それは、付けても使えなければ何の意味もないからです。
ただ装置を付けるだけが福祉車両の改造ではありません。
必要とされる方に必要な提案をさせていただき、必要とされる方と車に合わせた改造こそ本当の福祉車両となります。
些細な事でも構いません。
先ずはご相談から、心よりお待ちしております。
さいたま市の福祉車両助成制度
福祉車両への改造には、特定の条件を満たす事で各市町村から助成制度が適用されます。
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