【乗降をサポートする福祉車両】
福祉車両への改造は、様々な福祉装置を様々な車種に取り付けて実際に使う人に合わせた施工を行います。
車いすに乗ったまま乗降車が可能なスロープ仕様の福祉車両や、昇降リフトタイプの福祉車両が主な乗降をサポートする福祉車両ですが、「電動の車いすだと固定が難しい」や「車のシートに座りたい」と言う願望を叶えるには少し難がある場合があります。
その様な願望を叶えるべく、車いすに乗られている方の乗降車を可能とするモリトーの「V−Lift」をご紹介します。
取り付け車種は30アルファードのハイブリッドとなります。
乗降をサポートする介護リフト
多くの医療施設や介護施設で導入されている「移動と移乗」に特化した福祉用具の専門メーカーであるモリトーが開発した介護リフト。
日本人向けに開発されたモリトーの介護リフトが、施設や住居の枠を超えて自家用車向けに開発された介護リフトがこちらの「V−Lift」です。
まずは車いすの着座部分に専用の「スリングシート」をセットして車いすに乗ってもらいます。
ワイヤレスリモコンで上昇と下降を行い、車内にエスコートして既存のシートに着座が可能です。
あとはシートベルトを締めてお出かけです。
V−Liftの適合性
V−Liftはスライドドアのミニバンに幅広く対応が可能で、本体の電源は車のアクセサリーソケット(シガーソケット)に差し込むだけとなります。
V−Lift上昇の際の天井の高さが確保できない車種や、着座するシートの座面と天井までの距離があまりにも短い場合、取り付けが出来ても乗降車が困難になる事がありますので、まずはお問い合わせ下さい。
設置目安
フロアから天井まで1,270mm以上
シートから乗降口上部まで750mm以上
使用しない時
リフトアーム部分が脱着可能となっていますので、アームは収納スペースに入れて本体支柱部分は専用カバーを被せます。
カバー装着前の状態です。
このタイプの自動車ですと、家族が揃ってお出かけが可能となるので、更なる安全性の確保に着眼しなければなりません。
家族で乗る車
V−Liftの導入によって介助の負担が大幅に軽減される上に、ご家族と一緒のスペースに乗車が可能になるので気分の高揚は否めません。
しかし、その楽しい気持ちは些細な事から崩れてしまう事があります。
その些細を未然に防ぐために、取り付け部分や台座に工夫を重ねて、万が一小さなお子さんが手を触れても怪我をしない様な加工を施しています。
安全に利用していただき、安心して車のある生活を楽しんでいただく、これが私共の思いであり願いでもあります。
株式会社モリトー
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