【福祉車両に改造】
福祉車両の選択肢には、新車時から福祉車両として販売されているメーカー純正の福祉車両を購入する場合と、福祉車両のレンタカーを必要な時に借りる、今お乗りの車もしくは購入を予定している車を福祉車両に改造する場合などがあります。
新しい車が欲しい、コストを重視するなど、様々な選択肢がある中、今回は車検がたくさん残っていて今まさにお乗りになられているアルファードを福祉車両に改造して、お子さん用車いす「通称バギータイプ」に乗ったままアルファードの乗降車が可能となる車いすリフトを取り付けた事例をご紹介します。
車いすリフト
車いすに乗ったまま乗降可能な車いす昇降リフトをアルファードに装着しました。
余談ではありますが、この型のアルファードになる前の20アルファードですと、メーカー純正でスロープの福祉車両が存在していました。その為、それ以降のアルファード・ヴェルファイアを車いすに乗ったまま乗降できる福祉車両にしたいとなると、改造して取り付けるしか今のところ方法がありません。
電動で昇降するので乗降の際の介助者の負担軽減にもつながります。
ここからは手動で車内へエスコートします。
手動操作
専用の車いす固定具と車いす用シートベルトが備わっているので、その2点をしっかり装着したら乗車完了です。
車いす固定具は、お使いになる車いすに合わせた固定棒とベルトを使って固定します。
展開されているリフトを格納します。
女性の方でも比較的扱いやすい折り畳み構造となります。
車いすリフトのあれこれ
用途や家族構成によって様々なパターンの福祉車両が製作できます。
よろしければご参照ください。
上記エスクァイアはこちらから
タウンエース・車いすリフト
80ノア・車いすリフト
車いす昇降リフト
福祉車両改造で必要な手続き
今回の改造では元々乗車定員7名の車両に車いすリフトと専用の固定装置が付いています。
3列目のシートを残しているので乗車定員に変更はありません。
車いすが乗って最大8名乗れる車ではないので、乗車定員は7名のままとなります。
ですが国土交通省並びに陸運局の規定で、車検証と異なる一定の変更を改造や取り付け、取り外しなどで行った場合、管轄の陸運局に変更された状態の車両を持ち込んで、その車が一般公道を走行して良いのか否かの検査を受けなければなりません。
保安部品と呼ばれる物じゃなくても必要です。
万が一、交通事故を起こした場合過失の有無に関わらず任意保険が適用されなかったり、車検に通らない、違法改造車として罰せられる可能性もあります。
そんな事が起こらぬ様、ブレイブボアでは法令を遵守して福祉車両を取り扱っています。
福祉車両のある新しい生活をより安心して送っていただくためにも私共はお客さまお一人お一人に寄り添って尽力しています。