先日、社員やっさんの障がい者免許の記載確認に埼玉県の鴻巣市にある運転免許センターに伺った時の事です。
そこで素敵な出会いをさせて頂きました。
コロナ対応がしっかりされている免許相談センター室でのことです。

埼玉県 運転免許センター
可愛いらしいお嬢さんとお母様が車いすユーザーのお嬢様が運転するにあたり
隣のデスクでご相談にいらしていました。
隣同士のデスクでお互いが相談している状況でしたので
お母様と目が合い軽く会釈させて頂いたら自然と話しが始まりました。
お母様が「3年前に免許を習得したのですが、これから手動運転装置を使って自分で運転したいと言っているので適性検査にきたんですよ」と
お話しくださいました。私も思わず笑顔になり
「自分で運転して行動範囲が広がると楽しいですよね。頑張ってください!」
お嬢様も素敵な笑顔をかえしてくださり気持ちの良い出会いでした。
いろいろとお話ししてくださいました。自身で運転するにあたり
手動運転装置で運転して外出したい・痙性が増えてきた・車いすも自分で車に格納したい・etc.....
初めて自分で運転する事を考えると、福祉車両や福祉車両改造に不安と期待があると感じたのですが、私達家族が8年前に経験した事を思いだし気持ちも同じだと感じました。

手動運転装置 カロスピードメノックス

手動運転装置 アクセルリング&ブレーキレバー

車いす昇降装置・ピラーリフト
これから先の自分のための生活と人生・家族との大切な時間・全てを考えての決意だと思います。家族に支えられながら、自分で決断した行動の先に「笑顔の日々」がある社会参加を願っています。
今は自分に合った運転装置を選び改造して福祉車両をつくる。
改造される運転装置を付けるだけではなく「自分と車に合わせて改造し外出できる福祉車両をつくれる」時代になったと実感しています。
お嬢様が適正検査室に入っていくのを拝見しながら心の中で「頑張れ!自分のために」そうつぶやいていました。
必要とされる方に届けたい後付け改造した福祉車両。
私達の仕事は福祉車両改造ですが、本当の意味でのお仕事は人への「志事」です。