完全なる趣味の世界
このお話は、福祉車両や福祉車両改造に全く関係のない内容となっております。
ただ、「あったら良いな・・・」を具体化しただけのお話なので、もし興味がおありでしたら最後までご覧下さい。
大事な事なので今一度、このお話は自身の完全なる趣味の世界です。
軽トラックにスロープ
当社の多目的トラックのサンバーで通称「軽トラ」。
お買い物やゴミ捨て、時にはバイクの搬送、引き上げもこなす実に多用途な軽自動車です。
このスロープはフィエル社の多目的スロープ「フィエルランプ」。
400kgの耐荷重に加え有効幅が80cmもある優れ物。
以前は、この軽トラにバイクを積み込む際に折りたたみ式の簡易スロープを二本使っていました。
その簡易スロープの耐荷重は約200kg、有効幅25cm。
が、400ccのバイクを積み込む際にシナります・・・
幸いにも簡易スロープでトラブルは起きませんでしたが、もしかしたら・・そのうち・・・と考えると正直恐怖感しかありませんでした。
そこで軽トラに多目的スロープを後付けして、安全性と実用性を確保しました。
リッタークラスのバイクでも、軽トラの荷台に入る大きさであればイケます。
本来、当社で行うフィエルランプの後付け改造は
こんな感じです。
ごく一般的な自動車をスロープタイプの福祉車両に改造しています。
後付けスロープを全く用途が異なる形で取り付けました。
可愛いは正義
ある日、こんな物を発見!
USBケーブルを繋いで、おしりのスイッチをONにすると爽やかな風が・・・
その名も「アニマル扇風機」
激安ジャングルにて購入してきました。
ピンクのブタさん以外に白いブタさん、色違いで猫シリーズとラインナップされていました。
この可愛いブタさんをただのデスク用扇風機にするのはユーモアセンス的に「普通」と考え、ならいっその事サンバーに付けてしまえと。
付けてみました。
後付けブレーキレバーのグリップ部分にアニマル扇風機をフュージョンさせました。
サンバーにブタさんで「ブタサンバー」と名付けました。
扇風機としてもGood、ブレーキレバーとしてもGood、個人的に見た目もGoodな感じになりました。
実はこのサンバー・・・エアコンが効きません・・・
暑い日は窓を開けて耐えていましたが、雨になると本当に耐えるしかありません。
このアニマル扇風機は本当に助かります。
風切り音が気になるところですが、暑さに耐えるより全然良いのです。
当初は坂道発進の補助として後付けブレーキレバーを装備する予定でした。
ついでに、アクセルとブレーキの踏み間違いも起きないようにと対策も兼ねての予定でした。
僕なりの踏み間違い
色々と考え、そして悩みました。
「どおしてアクセルとブレーキを踏み間違えるんだろう?」と。
行き着いた答えは「運転中の見えない足元で感覚に頼ってペダル操作をしているからだ」と。
アクセルは「足」、ブレーキは「手」とばらけさせる事で「踏み間違えることが減るかも知れない」
そお考えてブレーキレバーをハンドル右側に装備しました。
一応、足でのブレーキ操作も出来るので、右手でのブレーキ操作が難しいと思う人が乗る際は普通にフットブレーキを使えます。
その改造を必要とする人と必要としない人が同じ車をシェアできるようにする事も実際必要です。
「改造をする」
自分だけならまだしも他の人の事を考えたならば絶対的に「配慮」も必要です。
「踏み間違えの防止」と言ってますが、一つ間違えれば事故につながる可能性も否定できません。
最近だと踏み間違えてから作動する安全装置が出回っています。
確かに予防策です。
しかし、電気的に作動する物が万が一誤作動を起こしたらいかがでしょうか?
急アクセルの防止機能→アクセルを踏み込んでも坂道で登れなくなる・・・
あくまで万が一の話です。
我々はそんな万が一が起こらない改造を行っています。
お客様をそんな危険な目に遭わせるわけにはいきません。
だからこそお一人お一人に対して全力投球で挑んでいます。
趣味性の高いブタさんは僕のフェチです。
そこはあまり責めないでください。